心臓の血管≪冠動脈≫

血液には、酸素や栄養素を十分に含んだ動脈血が大動脈を通って体の組織に送り出されて体の組織で使われ、それによって生じた二酸化炭素や老廃物等を多く含んだ静脈血が静脈を通じて心臓にもどるというしくみの“体循環”と、

肺に送られた静脈血が酸素と二酸化炭素のガス交換を行って再び酸素をたっぷり含んだ動脈血となって心臓にもどる“肺循環”という2つの循環経路があります。

 

私たちの体の筋肉や臓器というのは、このようにして作りだされている動脈血が送り込まれて絶えず酸素が供給されることによって十分な機能を果たすことができますが、中でも心臓の筋肉である心筋は他の組織の約3倍もの酸素を必要とするために、まず心臓へ血液が優先的に送られるしくみになっています。

 

心臓の筋肉に血液を送り込んで酸素や栄養素を届ける役割を果たしているのが“冠動脈”で、大動脈とつながって根元で左右に分かれ心臓の表面を冠状に取り囲んでいます。

 

 

“狭心症”や“心筋梗塞”といった“冠動脈疾患(虚血性心疾患)”は、“冠動脈”のけいれんや動脈硬化が原因で心筋への血流に障害が起こる病気で、があります。

 

原因は、動脈が年齢とともに硬化したり内側の壁にコレステロールなどが徐々に蓄積していって血管の内腔が狭くなり、それによって血液の量も少なくなって心筋に十分な酸素や栄養素が供給されなくなる“動脈硬化”だと言われており、初期段階では胸の痛みや圧迫感という狭心症特有の症状によって心臓は私たちに動脈内に異常が起こっていることを教えてくれます。

 

また冠動脈内の膨らみが破れてそこに大きな血栓ができ動脈が完全に閉塞してしまうと、血流が途絶えて心筋梗塞となり、心筋は壊死寸前の状態となり胸が押しつぶされるような痛みや嘔吐、息切れ、大量の冷や汗などによって心臓は私たちに命にかかわる一大事が起こっていることを伝えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>