心臓の壁≪心筋膜≫

心臓の一番外側を取り囲んでいる“心外膜”の内側にあるのは、“心筋膜”という心筋繊維で構成されるぶ厚い筋肉層で、心房は浅層と深層という2つの筋肉層から、また心室は外層、中層、内層という3つの筋肉層から構成され、心臓の一番外側にある“心外膜”と心臓の一番内側にある“心内膜”に挟み込まれて存在しています。

 

“心筋炎”はこの部分に炎症が起きて心筋が破壊され心臓の機能が低下する病気で、かつては連鎖球菌の感染で喉がはれて体に発熱が起こるリュウマチ熱や、ジフテリア菌に感染して起こるジフテリアに伴って発症するものが多かったのですが、最近ではインフルエンザウィルスやアデノウィルス、エコーウィルス、コクサッキーウィルスなどの日常普通にみられるウィルスに感染することが原因となって引き起こされる“ウィルス性心筋炎”が問題となっています。

 

これらのウィルスに感染しても心筋炎を発症する確率というのは高くはありませんが、一旦発症すると初期には発熱やせき、頭痛、咽頭痛、倦怠感や吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などといった消化器官の症状が出て、その後で動悸や不整脈、息切れ、胸の痛み、呼吸困難といった心不全の症状や関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が出ます。

 

そしてウィルスに直接効く薬はないので、心不全などの合併症を引き起こさないようにするための対症療法を中心とした治療が行われます。

 

中にはあまり症状が出ないまま進行するものもあるので、まず患者自身が風邪として見過ごさないようにすることが大切だと言われています。

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